家を建てる際には、入居後にかかるランニングコストについても十分に考えておく必要があります。ランニングコストには、光熱費が関わってきます。近年は電気代の上昇や夏の厳しい暑さを背景に、建築費が多少高くても、毎月の支出を抑えられる高性能住宅の価値が改めて注目されています。
こちらの記事では、「高性能住宅とは?」という点から、年間光熱費のシミュレーション比較や経済的なメリットについて解説していますので、住まいの建築を検討している方はぜひ参考にしてください。
高性能住宅とは、「断熱性」「気密性」「換気性能」「耐震性」「耐久性」などの基本性能が、一定の水準以上でバランスよく備わっている住宅を指します。例えば断熱性能を示す「UA値」で見てみると、高性能住宅を目指す場合には「UA値0.6やそれ以下」を目指します。また、気密性能を示す「C値」においては、「CA値が1.0以下」が高気密とされる基準となっています。
ポイントは、一つの要素のみが優れていたとしても「高性能住宅」とはいえない点です。上記の要素が相互に影響し合いながら、快適な住空間を作り上げることが大切です。
大阪府が試算した結果によると、ZEH住宅を省エネ基準適合住宅と比較すると、光熱費は年間でおよそ4.3万円削減可能とされています。さらに太陽光発電5kWを導入したとすると、年間でおよそ12.7万円程度の効果が見込めるといった点を示した公的資料もあります。
そしてUA値0.87と0.46の家を比較した場合、月々の暖房費において数千円から1万円を超す差が出るという説明もあり、35年単位といった長いスパンで考えた場合にはかなり差が大きくなります。
参照元:大阪府|ZEH 節約・快適を実現できる家(https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/20123/zehtirashi.pdf)
ここでは、年間光熱費についてのシミュレーション比較をご紹介します。UA値0.87程度の「基準住宅」とUA値0.46程度の「高性能住宅」について、年間冷房暖房費・年間光熱費・月額光熱費の目安や、35年の光熱費の差額をまとめています。ただし、ざっくりとしたイメージとなり実際には冷暖房負荷の差や実際のライフスタイルなどさまざまな条件によって値が変わってきますので、あくまで参考としてご覧ください。
| 項目 | 基準住宅 (UA値0.87程度) |
高性能住宅 (UA値0.46程度) |
差額 |
|---|---|---|---|
| 延床面積 | 50坪相当 | 50坪相当 | ― |
| 地域 | 大阪(6地域) | 大阪(6地域) | ― |
| 年間冷暖房費目安 | 約18万円 | 約10万円 | 約8万円(年) |
| 年間光熱費(電気・ガス) 合計目安 | 約30万円 | 約22万円 | 約8万円(年) |
| 月額光熱費目安 | 約2.5万円 | 約1.8万円 | 約0.7万円 |
| 35年間の差額(光熱費) | ― | ― | 約280万円 |
※数値はイメージ例です(冷暖房負荷の差や実際のライフスタイルにより変動します)。
高性能住宅を建築することによって、光熱費を大幅に削減できる点が期待できます。この点から、家計への負担を抑えられるといった経済的なメリットがあります。また、冷暖房負荷の削減によって機器の稼働時間も短くできることから設備にかかる負担の軽減が可能となります。さらに、冷暖房機器は長く使用する中でどうしてもメンテナンスが必要になってきます。しかし、日々冷暖房機器にかかる負荷を少なくすることは、将来的なメンテナンス面でも有利となるといったメリットも考えられます。
高性能住宅を選択することには、日々の光熱費においてさまざまなメリットがあります。そのため初期費用だけに注目するのではなく、ランニングコストまで長い目で見て判断することによって、将来の家計に効く住まい選びを行えるようになります。
住宅建築をお考えの方は、ぜひ本記事の内容を参考に、高性能住宅について検討してみてください。
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