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高性能住宅に使用される断熱材の種類と特徴

高性能住宅の建築を行いたいと考える場合には、さまざまなポイントについて検討する必要があります。その中のひとつとして「どの断熱材・工法を選択するか」という点が挙げられますが、この部分によって快適性と省エネ性が左右されるため、重要なポイントであるといえます。

そこでこちらの記事では、高性能住宅に使用されている断熱材の種類や特徴、施工時に用いられる工法についてまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

断熱材の種類と特徴

ここでは、断熱材の種類とそれぞれの特徴について紹介していきます。高性能住宅を建築する際には、熱伝導率が低い断熱材を選択し、UA値(外皮平均熱貫流率)を0.4以下に抑えるのが一般的となっています。断熱材にはさまざまな種類があり、ここでは主なものとしてグラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、ウレタンフォーム、押出法ポリスチレンフォームの5つをご紹介します。

断熱材 熱伝導率 コスト 耐久性 メリット デメリット
グラスウール 0.040-0.050 安価 加工しやすく耐火性高い 施工隙間で性能低下
ロックウール 0.035-0.040 安価 耐火・遮音性優れ不燃 重く施工性低い
セルロース 0.038-0.040 自然素材で調湿・遮音◎ 吸湿で沈下リスク
ウレタンフォーム 0.020-0.030 高価 最高断熱・隙間充填容易 施工精度必要・高コスト
押出ポリスチレン 0.028 中高 防水性高く外張り向き 燃えやすく隙間注意

工法の種類

断熱材の種類に応じてさまざまな工法が用いられています。ここでは、「充填工法」「発泡工法」「外張り工法」の3つの方法について紹介していきます。

充填工法

柱や壁、天井、床下といった構造部の内部に対し、断熱材を入れ込む方法です。この工法では、グラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材を使用することが一般的です。壁内に詰め込みやすく細かい箇所にも対応でき、トータルコストが安いというメリットがありますが、隙間ができやすくなる点には注意が必要です。

発泡工法

霧状にした断熱材を現場で壁や天井に吹き付けて発泡体を作ることによって、断熱材を高めます。施工時には発泡ウレタンと呼ばれる断熱材を使用します。吹き付けを行うと断熱材がスポンジ状に変化しますが、その中には無数の細かい気泡ができ、その気泡の中に空気を閉じ込めることによって断熱性能を発揮します。

霧状で吹き付けを行うため隙間なく断熱材を施工でき、気密性を高められる点がメリットであり、高性能住宅において推奨される工法です。

外張り工法

構造躯体外側に断熱材を貼り、建物全体を覆う工法です。ボード系の発泡樹脂系断熱材を使用する場合には、この外張り工法を使用するケースが多くなっています。外側に断熱材を張るために室内の面積を確保しやすい点や、耐久性が高いことから長期優良住宅に適合できる点などがメリットとして挙げられます。


上記の通り、断熱材の施工を行う際には、使用する断熱材やニーズに合わせた工法が用いられます。高性能住宅の場合にはハイブリッド(内外併用)を用いることが主流となっており、結露防止につながるとされています。

メリット・デメリット

住宅を建築する際、断熱材を用いることでさまざまなメリットが得られます。ここでは、断熱材を使用するメリットに加え、デメリットと感じられる可能性がある部分についてまとめています。

断熱材を用いるメリット

住宅を建築する際に断熱材を用いるメリットは、外気の侵入を防ぐとともに室内の熱を外に逃さないため、夏は涼しく、冬は暖かい空間作りに役立つという点です。さらに、少ないエネルギーで効率的に冷暖房を使用でき、光熱費削減につながる可能性があります。また、部屋ごとの温度差が小さくなるためヒートショックのリスクを軽減も期待できますし、結露やカビの発生を防ぐことで家が長持ちし、資産価値を向上させられます。

断熱材を用いるデメリット

断熱材の施工を行う際には、初期費用がその分増える点がデメリットといえます。正しく施工されれば結露の発生防止にもつながりますが、もし施工不良があった場合には結露発生のリスクが高くなります。また、耐久性については引き渡し後のメンテナンス次第という面があります。

高性能住宅建築を考えるなら、モデルハウス訪問がおすすめ

住宅建築を検討する際には、「どの断熱材・工法を使用するか」という点が住まいの快適性を決めるポイントのひとつです。断熱材の使用によってさまざまなメリットがありますが、自分で判断するのは難しいものです。そこでおすすめなのが現地のモデルハウスを訪問することです。モデルハウスを訪問した際に、現地スタッフに断熱材や工法などについても質問することで、住まいづくりの知識を深められます。